大アルカナ22枚の物語~「吊された男」「死神」~
意味深長な、けれども奇妙なイメージのカードです。恐れないでください。この男は罰されているのでも拷問されているのでもありません。彼は自発的にこの無力な立場に身を置いたのです。だいたい他に何ができたというのでしょう? 彼の旅は順調に進んでおり、低次の自己を認識することもできました。彼はもうそこに戻ることはできません。戦車に乗った兵士に戻ることもまた、しかりです。 この旅で方向性を定めるのは彼ではありません。彼は前にも後ろにも行けず、捕らえられています。けれども、彼は何かをしなければならないと考えています。だから、唯一可能なことをしました。自分の無力さを把握し、認めたというわけです。吊るされた男は、従来の動きをすることはできない現実を受け入れ、実証しています。