金星星座がみずがめ座（水瓶座）だということ・その2～愛そして好みのタイプ～

　みずがめ座の金星は、あなたを可能なかぎりもっとも変態的な人間にします。誤解しないでください。あなたの夜行性趣味を中傷しているわけではないのです。みずがめ座に金星を持つ人が、ごくごく普通のつまらない（失礼）恋愛をすることは、（あまりないこととはいえ）十分に可能です。

　ただ、あなたは何か特別なことをしようとしがちな人で、友人やパートナーを選ぶ際にも型破りなタイプなのは確かだ、とお伝えしたいのです。変人、奇人、革新的すぎる人、はみ出し者といった人たちに囲まれるのが大好きですよね？　堅苦しい知人から「正直言って理解できない。あのおかしな人のどこがいいの？」と聞かれたことがありますよね？　にもかかわらず、今もちょっと変な人が好きですよね？
　“当たり前でない”パートナーを選んだあなたは、自分の選択は正しいと信じ、また、ふたりの関係をより強固なものにするために全力を尽くします。目移りしたりはしません。あなたが選ぶ一風変わった人を超える相手なんて、この世に存在しない想像上の存在くらいのものですから、それも当然です。

　恋愛に関していうと、色とりどりの羽根で着飾った多くの華やかな恋人たちに囲まれるよりも、木の上で不安定な巣を築いている半端な大きさの燕（つばめ）と冒険をするほうを好むタイプです。その傾向は創造性についても同じで、単に自分が何かを生み出すだけではなく、他の誰も夢にも思わないことを手がけたいと願っています。
　あなたの好きな行動の一つは、有望なプロジェクトが軌道に乗り始めたのを見届けたら、あっさりと放棄するというものです。幸せなことにあなたには才能と魅力があるので、そうしていても人生にせよ恋愛にせようまくいってしまうのですが。

　あなたは非常にしっかりしていて自信に満ちた人ですが、やや裏表のあるタイプです。自分は何者であるかを確信している一方で、そうではないフリをするのに興奮を覚えるといったふうに。

　みずがめ座の金星は、あなたに天性の演技力を与えています。男性なら誰でも夢中になるようなセクシーな「おいでおいで」ルックも、冷静沈着で得体の知れないビジネスウーマンも、同じように確信を持って演じることができるでしょう。
　世の中にはあなたを熱しやすく冷めやすいと非難する人たちがいますが、そうした人たちはたいてい、ぬるま湯のような人生を好んでいます。芸術、音楽、環境……そして男性。あなたはそれらに心の底からの熱狂とまったくの無関心という2つの相反する感情を同時に抱きます。あなたの目が輝いたり曇ったりするのは（これが混乱の原因なのですが！）、熱狂的なフリをするのに楽しみを見いだせるか否かによっています。
　あなたをイキイキとしたセクシーな女性とみなす男性（そうした人はたくさんいます）は、理想的な相手ではありません。あなたに真の情熱をもたらすのは、見せかけを見破り、あなたが本当は何をしようとしているかを理解しようとする数少ない人たちだけです。

　あなたの理想の女性を定義するのは簡単なことではありません。そもそも自分が何を期待しているのかハッキリわかっていたら、この世に驚きなんてものは存在するのでしょうか？……話がズレましたね。そうですね、あなたはどちらかというと一風変わっていたり気難しいと評判だったりする女性に惹かれることが多いでしょう。決して確信の持てない人を相手にするという挑戦があなたの心を奪います。
　つまりあなたの恋人には、非常に不規則で一貫性のない行動パターンか過去の深く謎めいた秘密、あるいはその両方が必要です。あなたは彼女のことを理解したいと考え、そのためにかなりの努力を払うでしょう。でも、最終的には彼女の強烈な個性に催眠術をかけられ、畏敬（いけい）の念さえ抱くようになります。――これがあなたの理想の恋愛です！

　あなたの人間関係は、外から見ると少し不安定に映ることが多いでしょう。愛する人とも対立して見えるはずです。でも、実際のあなたはそうしたちょっと創造的な緊張を生きがいとすら感じているのです。