あなたが愛する人にひそか望むもの・その3～月が太陽から5つ離れた、または向かい合わせの星座の場合、そして相手から見たら？～

　あなたはこの世でもっとも絶望に満ちたロマンチスト、もしくはもっとも根深い皮肉屋なのかもしれません。いずれにせよ、あなたはあまりにも妥協知らずで、極端で、要求が高すぎます。これでは、せっかくの素晴らしい関係も台無しにしてしまいます。
　グルーチョ・マルクス（編注：アメリカのコメディアン・俳優）の哲学を信奉し、自分が新たに足を踏み入れようとしている世界に対して強い猜疑（さいぎ）心を抱く傾向があるあなたの性質は、大切な人との関係においてちっとも助けになりません。誰かに好かれたらすかさずその人の欠点を探すのはやめましょう。あなただって大事に扱われたいのでしょう？　たった一つの共通点を探すために、四六時中闘っていなければならないような相手を自分から選ぶのはもうやめてもいいのではないですか？

　「この人とは本質的に合わないな」とわかっているにもかかわらず、なぜか惹かれてしまうことがあります。せっかく仲良くなってつきあいが深まったとしても、まるで反比例するようにお互いの違いが際立ってくるばかりだとわかっているというのに。
　恋の初期はまだいいでしょう。それが新鮮さや魅力に感じられますからね。問題は時間が経ったあとです。「なぜこの人なんだろう」という途惑いが生まれてくるのを避けることはできません。

　とはいえ、そういった関係には学びの可能性も秘められています。もしあなたがお相手との違いに寛容になり、自分の価値観に固執するのをやめることができれば、心から尊重しあえる絆を結べるかもしれません。かつて思い描いていた理想とはちょっと異なる形にはなるでしょうが。

　ここまであなた自身のホロスコープにおける太陽と月の関係について探ってきました。ところであなたのパートナーはどうでしょう？
　パートナーのホロスコープで自分のときと同じように太陽星座の位置に「太陽」、月星座の位置に「月」と書いてみてください。やり方は覚えていますか？　そう、「太陽」と「月」の間の空白を数えるのです。5つ以上あるときは逆回りに数え直してください。

　パートナーとあなたの太陽星座と月星座がまったく異なるものだったとしても、「空白」の数が同じになる場合があります。もしそうなったら、勇気づけられる報せだととらえてください。お互いに望むものが同じなら、うまくいく面はきっとあるはずです！